不可解な心の仕組み

MENU

不可解な心の仕組み

ギャンブルにおいて重視されるのは確率です。

 

中学生のころ、コインの表裏に関する確率の問題を解いた覚えはありませんか?
それと似たような問題を出題します。

 

コインを5回投げたところ、5回とも裏がでました。
次に投げたとき、表と裏のどちらが出る確率が高いでしょうか?

 

多くの人は、5回裏が出たんだから次は表だろうという答えに辿り着きます。
しかし、実際のところコインに細工でもされていない限り、
何回投げても裏と表が出る確率は等しく2分の1なのです。

 

つまり、この問題の答えはどちらも同じとなります。
ひっかけ問題のように感じた方もいるでしょう。

 

しかし、こういった思い込みは私たちの日常にいくらでも転がっているのです。

 

スポーツにおいて「流れが変わった」といわれるシーンがあります。

 

例えば野球の場合、味方が走塁などでミスをして得点できなかった次の回に、
相手に得点されるケースは多いとされているのです。

 

この「流れ」は本当に存在するのかという研究をした大学が日本には存在します。
研究の結果、味方がミスをしたからといって、
次の回の相手に極端に点を奪われるという傾向は見られなかったのです。

 

こうした研究があるにも関わらず、1つのプレーが流れを左右すると感じている人が大半です。

 

表が出た後に裏が出る、ミスの後に失点する。
こうした光景は、人々の目に強い印象として残ります。

 

実際はそうでないシーンもあるはずなのに、
自分の中に残っている強い印象によって判断が左右される。

 

このことを代表性と呼びます。
代表性も、人の心にある不合理性の1つといって良いでしょう。